「キャラの半数以上が女」「内容に動きがない」「話が面白くない」という萌え4コマの3大要素を守りさえすれば
例えどんなに無茶苦茶なキャラを押し付けられたとしても、萌え4コマのようなものが描けるのか。
面白さを極力セーブしつつ、絵と勢いで誤魔化して物語内容そのものから読者の興味を遠ざけるという、いわゆる
「どれだけつまらなくするか」に成功がかかっています。
ラブラブハリケーン から 押し付けられたキャラ
主人公キャラの装飾品がやたらゴテゴテしてるのとか、絶対嫌がらせだと思った。
 

 資料用に萌え4コマ誌を買い込み、あらためて「萌え4コマ」とはなんだろうかを熟考した結果、ひとつの仮説を導きだしました。

「全くひとかけらも脳を使わず読むもの」

省きすぎてよくわからない人物関係、過剰にエキセントリックすぎて全く感情移入できないキャラ。
知識も深読みも必要とする余地が無い、ただのダジャレやズッコケ・とほほ系のオチ。
作者の主張や思想がコマの間からすらカケラも出てこない、完成された完全な娯楽だけの世界。

ネタのよしあし以前に、この条件さえクリアすれば典型的などーでもいいかんじの萌え4コマができる、そう考えたわけです。そして結果それなりの萌え4コマになったような気がします。

…と思ったのですが、一番重要なポイントを忘れていたことに今更気づきました。
どの方向にも媚びていないキャラクターは誰から見てもやはりまったく萌えないということです。